Nicolas選書

 

「ケースワークの原則」著者 バイスティック

ソーシャルワーカーとしての基礎、基本を学びたい方に

 

 

ZERO to ONE-君はゼロから何を生み出せるか

ピーターティール(著)

「賛成する人がほとんどいない重要な真実はなんだろう」

起業家論として全体が構成されているが、チームビルディングの重要性についても語られる

社会福祉分野に置き換えて新たな視座を得ることも出来る、示唆に富んだ名著。

デフレの正体 経済は人口の波で動く

藻谷浩介(著)

日本で発生している社会的な問題の多くは人口減少もしくは生産年齢人口の低下で発生している。

本書では人口問題に伴う影響について分かりやすく理解することが出来る。

ただし、本書で語られる経済理論そのものについては議論の対象となっている。

空気の研究

山本七平(著)

日本の持つ「空気」について語られた空気の読めていない名著。

集団の力学と集団に影響を受ける個人について理解を深める事が出来る。

 

「ストレングスモデル」著者 チャールズ・A.ラップ   /     リチャード・J.ゴスチャ

地域精神保健福祉に新たな地平を切り開いた「精神障害者のためのケースマネジメント」

「生き方」著者 稲盛和夫

 

二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業した著者の「人生哲学」を学べる。

誠実に、真面目に、人間としての正しいことを追求することの大切さを改めて学ぶことができる。

「FISH!」著者 スティーヴン・C.ランディン

 

日々憂鬱に仕事に向かう人へ、楽しく仕事をするヒントがたくさん詰まった一冊。個人が楽しく、前向きに働ければ組織の生産性もあがる。

楽しく働くための秘訣も簡単ですぐに実行できるものばかり。

 

「人道的交渉の現場から~国境なき医師団の葛藤と選択~」 著者クレール・マゴン

 

MSFのような人道援助団体が援助活動を行う地域や国において活動しようとする際に直面する。さまざまな事例を、第一部では国・地域別に紹介、第二部では歴史的考察を加えて分析している。1999年にノーベル平和賞を受賞した団体がこれまでに行ってきた活動を、総括的に知ることができる良書である。

「心を整える」著者 長谷部誠

日本代表長谷部の実践的メンタルコントロール術。
心は鍛えるものではなく、整えるもので、いかなる時も安定した心を備えることが、
常に力と結果を出せる秘訣ということを教えてくれる。

ソーシャルデザイン実践ガイド 地域の課題を解決する7つのステップ          著者    筧 裕介

 

NPO法人 イシュー&デザイン 代表者の著書。いかにしてメゾレベルの課題を解決していくのか。解決までのプロセスを順序立てて整理されており、各ステップ毎に様々なノウハウを学ぶことができる良書。

「いつか、あなたも」 著者 久坂部 洋

在宅医療専門クリニック看護師の”わたし”と新米医師、院長らが、患者本人と家族、病とその終焉に向き合う六つの物語。

著者は外科医であり、この作品は著者の実際にあった実話をもとに作られたフィクション作品。

最期を迎える家族のやりとり、スタッフの葛藤をわかりやすく描いている。

「人魚の眠る家」 著者 東野 圭吾

東野圭吾作家デビュー30周年記念作品。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の二人。彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前。娘がプールで溺れたー。

病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。」

”脳死”、”臓器移植”の諸問題についてだけでなく、家族の想いや葛藤、世間からみた意見など、あらゆる角度から”いのち”について考えることができる作品。

「情報の呼吸法」著者  津田 大介

ジャーナリストで有限会社ネオローグ代表の著者が自身の情報のinput/output法について整理している。情報収集のための様々な媒体の活用方法について紹介している。

SWとしてメゾ、マクロレベルの情報を整理する上での役立つヒントが散りばめられてる良書。

 

「社会をちょっと変えてみた」普通の人が政治を動かした七つの物語 著者 駒崎弘樹

 

NPOフローレンス代表の著者が、身近な社会問題を自分で解決する方法についてまとめている。「ふつうの人」がどう政治を動かしたのか。七つの実例と極意マニュアルの二本立てで、選挙でも、デモでもない社会の変え方を整理している。メゾ、マクロレベルのsocial actionについて学べる一冊。

 

 

「社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門」 著者 駒崎弘樹

上記と同じくNPOフローレンス代表の著者が起業当初から現在に至るまでを具体的に明かしている。
社会課題を解決するための「仕組みづくり」はどうしたらいいのか。お金はどうやって回していくか。人を集めるには、行政とうまく付き合う方法……など、超実践的なノウハウが整理されている。
NPOからソーシャルベンチャー、ボランティアまで、「社会を変えたい」と願う人のための実践書といえる。

「病いの語り」著者 アーサークラインマン

本書は、慢性の病いをかかえた患者やその家族の肉声を中心に構成されている。軽視されがちな病いの経験、語りこそが、実は医療やケアの中心に据えられるものではないか。

ソーシャルワーカーが対象者理解、共感、受容をするうえで役立ち、アセスメントに厚みをもたせてくれる一冊。

「嫌われる勇気」著者     岸見一郎

心理学の三大巨頭の一人アルフレッドアドラーの思想が一冊に凝縮されている。

自己理解、自己覚知、他者理解について深められる良書。

「社会福祉研究のフロンティア」著者 岩崎晋也

児童虐待、介護殺人、社会的孤立など、様々な個別テーマごとに基礎的な概念や理論、実践、必読の先行研究を見開き4ページでコンパクトにまとめている。各テーマの研究動向を整理できる良書。

「人物でよむ西洋社会福祉のあゆみ」著者 室田保夫

現代の社会福祉に影響をあたえた先駆者達を紹介している。社会事業家、社会運動家、当事者、研究者、官僚…などの実践にふれ、社会福祉の成り立ちを理解することができる良書。